岩岳山のアカヤシオ
アカヤシオ
(Phododendron pentaphyllum var.nikoense)
分類 : ツツジ科ツツジ属
別名 : アカギツツジ(赤城躑躅)
花期 : 春
分布 : 関東、中部、近畿、九州の一部
天然記念物 岩岳山のアカヤシオ
4月24日周智郡春野町石切にあるログペンション・シンフォニーのおとうすけ(オーナー天野進さんの
二ックネーム)から岩岳山(いわたけやま1369m)のアカヤシオが見頃になったという電話を頂く。
実は29日(みどりの日)に登山する計画を立てていたので戸
惑いもあったが地元の情報ほど確かなものは無い。
桜と同じように春先の気候が開花に微妙な変化を与えるので
開花情報は大変有難い。早速準備を始める。
岩岳山は往復所要時間7時間の険しい山と聞かされていた。
私もカミさんも初めてなので2ヶ月前から体力づくりに努めて
きたが、果たして頂上まで辿り着くことが出来るのか?
期待と不安が入り混じる。
ログペンション・シンフォニー
2004年4月25日(日)
AM5:50 浜北をライフで出発。快晴、絶好のハイキング日和。
7:00 シンフォニーの近くの大駐車場に着く。
自宅からの走行距離47km。
もう既に20台ほどの車が停めてある。
愛知県小牧から来たという元気そうな高年の男性二人組が隣り
合わせで駐車する。自宅を4:30に出発してきたとのこと。
駐車場
7:15 4km先の小俣神社(旧駐車場)に向けて出発。
往路の小俣京丸林道は軽い足慣らし。小牧の二人組の足取りは更に快調で1km程で見えなく
なってしまった。
こちらはマイペース、岩岳峠までの所要時間を3時間半を目標に歩く。
8:10 小俣神社に到着。信仰の篤いカミさんの勧めで登山の安全を祈願する。
8:20 渓流に架かる丸太で造られた橋を渡り、いよいよ登山
道の開始となる。
幅も狭く結構きつい登山道は荷小屋峠(にごやとうげ)まで続く。
杉と桧の人工林が美しい。
9:00 最後の水場に着く。健脚のハイカーが続々と追い越し
て行くがこちらはマイペースで何度か小休止をとって登る。
急な登山道が続く
9:40 荷小屋峠に到達。暫く休憩。
幅の広い尾根を登るといつの間にかブナ、ミズナラ、ヒメシャラ等
の中にツガ、モミなどが混在する原生林となっていた。
行く手には国の天然記念物の名称と指定理由が記してある。
名称 「京丸のアカヤシオ及びシロヤシオの群生地」。
指定された理由 「岩岳山周辺にはこの両種が原生林の中に
部分的に純林をなしており、その群生地として学術的に貴重な
ものである」。
その数シロヤシオ3000株、アカヤシオ2000株とは桁外れだ。
天然記念物保護林の説明板
この辺りからアカヤシオがちらほら。
樹が痩せているせいか小さな朝顔のような花をこちらに向けて
咲いている。ハイカーを歓迎しているようだ。
10:30 やっと岩岳峠を登りつめた。ほぼ時間は予定通り。
この分岐点から痩せ尾根を左(北)に10分程登り、岩嶽神
社に着く。
岩岳峠の標識
神社の周りには遮るものは無いので、ぐるりと見渡せるここからの眺めは最高だ。
東には、直ぐ近くに大札山(おおふだやま1374m)。
丁度その真上には絵に描いたような秀麗富士の姿が雪を被って大きく見える。
北には手前に竜馬ヶ岳(りゅうまがだけ1501m)、高塚山(たかつかやま1621m)。
正面中央が大札山、奥が富士山 左奥高塚山、手前が竜馬ヶ岳
西には京丸山(きょうまるやま1469m)、ボンジ山(1293m)
が一望出来る。
神社にお参りしてから分岐点に引き返し、いよいよ南へ600mの
岩岳山の山頂を目指す。
岩嶽神社で参拝
矢張りここからがアカヤシオの本番で
ある。
アップダウンを繰り返す痩せた稜線
の東西に高さ4,5mのアカヤシオが
あちこちに群生している。
特に稜線に沿った西側には群生が
見られる。
名前の通りの岩山に群生している
アカヤシオは大半が樹齢数百年と
いう古木だとか。
後方は京丸山
11:15 遂に岩岳山山頂に到達。
山頂には1369mの標識と三角点がある。
頂上は意外と広いが木立に遮られて視界は狭い。
流石に山頂は賑わっている。
我々も弁当を広げることにする。
復路は同じルートを下るだけなので山頂付近で充分時間を
かけることにした。
山頂の標識
食後、カミさんを残して通行
止めになっている新道ルート
を下ってみた。
直ぐに稜線の西面の大崩落
している谷に出る。
この辺の山はどこも崩れ易い
地質のようだ。
30分ほどで頂上へ戻る。
12:40 予定より約30分
遅れて山頂を後にする。
尾根の西面に咲く満開のアカヤシオ
花弁の大きなアカヤシオ
16:00 スタート地点の駐車場に無事到着。
岩岳山登山は想像通りタフだったが、それだけに満開のアカヤシオの美しさが印象に残った。
ログペンション・シンフォニーでおとうすけご自慢の手打ち蕎麦を頂き、1時間後帰路に着く。
終り